美空の過去

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《はい…終わり》 「さんきゅ♪……で、俺…告白したんだけど!?」 忘れようと、頑張ってたのに……また思い出させて。 《からかってるの?》 震える声で……言った。 「まさか……マジなんだけど。 去年、隣のクラスだっただろ!?……そんときから……」 嘘……嘘だよ……そんなの。 「だから、名前も知ってた。……それに……俺、彼女作ってないし。」 そう、確かに……この人は、特定の彼女がいない。だから、みんな『もしかしたら』と自分が彼女になれることを夢見ているのだ。 「……で??」 えっ!?……で??って、どういう……… 「返事だよ…………たまに、サッカー見てただろ!?……もしかして、俺のこと見てるのかと……自惚れてたんだけど………他のヤツだった??」 苦笑いで聞いてくる。 私は、思わず首をブンブン横に振っていた。 .
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