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久々のデートの日。
「美空、なんかあった!?」
第一声がこれ。
傍目に見ても、私は変わっていたのかもしれない。
《……もう………付き合えない》
そう口にしていた。
「なんだよ……突然。また、美空の冗談!?……笑えないぞ」
彼には……なんの落ち度もない。
《人気者の彼氏じゃ……身がもたない》
本心だった。
「はぁ!?俺は、別に浮気もしてないし……美空だけだけど!?」
わかっている……そんなこと。
「俺のこと……イヤになったの?」
そうじゃない……好きで好きで堪らない。だから、みんなに嫌がらせされるの。私があなたに似合わないから。私とあなたじゃ、不釣り合いだから。
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