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《陸……変なコト考えてるでしょ!?》
はっ……………
「しょ、しょんなことない!!」
噛んじゃった……妄想してたのバレバレじゃん。
《可愛い……チュッ……》
美空の口が……俺の口に……一瞬触れる。
《行こっ♪》
とっくにファミレスに着いていて……美空の運転する車は、すでに駐車場に停められていた。
車から降りると、美空は隣に並び……俺の袖口を掴んできた。
だから、美空のちっちゃい手を俺の手で包みこんだ。
……クスッ……聞こえた笑い声に美空を見ると、
《よかった…繋いでくれて♪…そのまま、無視されるかと思った》
無視するわけねーよ。俺だって、美空と繋がっていたいんだから。
だから、繋いだ手を引き……よろけた美空を体ごと密着させて……抱きしめた。
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