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……せつな?
あぁ、雪鳴の事か
「さっき、会ったけどそれがどうかしたのか?」
「いや、せつなちゃんすっごっく晴輝さんに会いたそうにしてたからですね。
どうだったのかなーって?」
「ふーんっ、あいつなら泣いてたぞ。
晴輝君に会えて嬉しくて、晴輝君付き合って下さいって」
「それ、せつなちゃんに言ってもいいですか?」
「止めて下さいっ!?
全ては俺がわるーございました」
「あはっ、じゃ今度晴輝さんに何かおごってもらいますからね」
「あんまり、高いのは無理だからなっ!」
「分かってますって!
晴輝さんは貧乏人ですからね」
「貧乏人で悪かったなっ!
これでも一応学生だからな。
バイトもしてないし、無くて当たり前だろ?」
「それもそうです。
でも、おごりはおごりですからね!」
「分かってるって!!」
「そう言えば、もうすぐしたら夕食ですよ。
目の前の部屋ですから行きましょう」
「そうだなっ。
そろそろ腹も減ってきたし行くか!」
そう言って二人で部屋を出た。
同時に遠くから人の声の様な物が聞こえて来た。
「なぁ、誰かが呼んでないか?」
「えっ?
そう言えば、何か聞こえますね。
行ってみましょうか!」
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