序章

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そう言って部屋角に移動する。 俺から陰湿なオーラーが分泌され始める。 結「あーあっ、晴輝さん本当にへこんじゃいましたね……」 鈴「晴輝君って意外と繊細なのね……」 雪「はる君、ごめんね…… 酷いとか言ちゃって……」 「…………」 結「こ、これは重症ですね」 鈴「うーんっ、晴輝君なら大丈夫だよ」 雪「ごめんね…… ごめんね…」 三人とも言っている事がばらばらだ。 なんって、同調性のない三人組なんだ。 だいたい、そこは十七なのにエロ本を立ち読みできる根性を認めろよな。 「晴輝さんがひらきなおってます。 根性が腐ってます」 「晴輝君は腐る一歩手前の方が似合ってるわよ」 「はる君……ゾンビ……」 ちくしょう、全員が腐るで同調しやがった。 俺はそんなに腐ってるのかっ!? 「てっ、俺の心を読んだのか?」 結「心を読んだと言うよりは負のオーラーをですね」 鈴「うんうん、なんかこう。 字が書いてあったしね」 雪「そ、そうなの?」 一人、ついていけてない奴がいた。 つーか、この人達おぞましいぞ… この二人の前では嘘をつかない事を肝にめいじておこう。
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