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すると、同時に奥から物音が聞こえきた。
主人公「誰か……いるのか?」
そう呟いた時、嫌な予感が脳裏を過ぎった。
深夜→物音→女子と一つ屋根の下→R18指定
じゃ、なくて……
なんか、ここに来てから至らん事ばかり考えてしまうぞ…
まぁ、それはともかく俺は近くにあった木刀を手に取った。
グッドタイミングにこんな所に木刀があった事は気にしてはいけない。
俺はゆっくりとした足取りで奥に向かった。
奥は調理場になっている。
どうやら、そこから明かりが漏れている様だった。
調理場に行くと、がさごそと冷蔵庫を物色する人影があった。
やはり泥棒か……
金銭目的でなく食料目的など変わった泥棒もいるもんだ。
変わった泥棒……?
そう思うと何かが少しひっかかった。
よく見るとどこかで見た事がある後ろ姿だ。
俺は思いきって声をかけた。
「おいっ、お前何やってるんだ?」
「きゃあ!!」
目の前の人影は小さな悲鳴を上げて、どんっと尻餅をついた。
見るからにかなり痛そうだ。
そして、顔をみるとそれは唯未という少女だった。
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