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「リオ?なに黄昏てんの?」
「い、いえっ…なんでもないです」
「そう?」
きゅるっとした笑顔に涙ながらに顔を背ける。
黒い瞳がこっちをみている。
視線が痛い…うん。
周りのね?
周囲の目が痛いの。
椎名さんと付き合い始めたことは瞬く間に周囲に広まり、親友には笑顔で手を振られました…。
つまり、僕には友達がいなくなりましたとさ。
…いや、笑えないんだけどね?
笑えないんだけど笑うしかないよ。
アハハハ…はは…。
泣いていいですか?
「リオぉ?さっきからなに考えてんのぉ?」
むぅっとして見上げてくる椎名さんは上目遣いに見上げてきてこれがすべて計算だと言うことを忘れそうになる…。
え?
なんで計算だって分かるかって?
まぁ…椎名さんのオフを見たらわかりますよ。
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