開始

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「きゃあああああ!」 沙羅が叫んだ。 セーフティーバーがあるからこそジェットコースターは楽しめる。フリーフォールは楽しめる。 セーフティーバーがなければ…ただの殺人マシンだ…。 「おい!これ下手すると落ちるぞ!」 俺達は今…その殺人マシンに乗っている。 「こんなとこから落ちたら…」 鋭はそこで言葉を止めた。 しかしそこから先の言葉が意味することは分かっている。 『落ち着きたまえ』 「落ち着けるか!」 直人が叫ぶ。 「直人!興奮すると落ちるよ!」 トキが抑える。 直人の息は荒くなっている。
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