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「…S?」
どういうことだ…。
「S…。」
『そうだ。そしてもうひとつ。』
もうひとつ?
『今私は君達が見える場所にいる。まあそれを教えたところでどうにもならんがな。』
「見える…場所?」
『ちなみにこの事件に一般人は気付いていない。雨で中止だと思っているからな。』
「じゃ…じゃあ従業員は…。」
『気付いているよ。フリーフォールを自分で操作しているのだからね…。』
気付いている?なら…。
『ただし、あまり期待しないほうがいい。』
…え?
『「変な動きをしたら爆発する」と言っておいたからな。』
爆発?
「ば…爆弾!?」
沙羅が叫んだ。
『もちろん君達が警察を呼んでも同じだ。』
悠介は先程の従業員を思い出した。
…そうか…、そういうことだったのか…。あの表情は…。
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