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「おい!」
…あ?
「起きろ~」
…ああ…。
「よしここは俺が…」
え…?
「よーし」
ちょっと待って…
左頬に衝撃がはしる。
「いってぇ!!」
「お…起きた…」
当たり前だ。
「ったく思いっきりビンタくらえば誰でも起きるっての」
「おお そうか?」
何意外そうな顔してんだ。
「悠介が爆睡してるのが悪い」
「反省会終わっちゃったよ~?」
…頬がまだヒリヒリする…。
「ほら悠介、もう行くぞ」
「あいよ、トキ、俺のギターは?」
「もう持ってった」
「おおサンキュ」
重い体を持ち上げソファーからたちあがる。
「お疲れでした~」
他のバンドの人達に頭を下げる。
「今日も良かったよ」
…ライブハウスのマネージャーさんだ…。
「ありがとうございます」
「ところでSUNSETってどういう意味なの?夕焼け?」
「そのまんまじゃないですか、あのですね…」
「おい早くしろ~悠介」
トキの声。
「あ、すいません!また後で!」
「はいはい、お疲れ~。急いでるみたいだね?どっか行くの?」
車に乗りこみながら答える。
「遊園地です!」
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