思い

無題

いつからだろう。
泣かずに笑うようになったのは。
いつからだろう。
思いを口にしなくなったのは。
いつからだろう。
自分の心に嘘をつきだしたのは。
いつからだろう。
自分がわからなくなったのは…。
泣かずに笑った。
ツラくても、傷ついても。泣くことでは解決にならないとわかってから、どんな時も笑った。
『強いよね。私には真似できないや』
弱い自分を見せたくないだけ。
ただそれだけの事。
伝えても無駄だと思った時から何も言わなくなった。『思ってる事言えばいいやろ』
伝えてきたよ？それが伝わってなかったなら今さら何言っても無駄じゃない。
自分の気持ちに気づいていたのに私は心に嘘をついた。
『好きだよ』
ごめん。私の一番は君じゃない。でも…君を好きなんだと心に言い聞かせる。
私ってなんだ？
周りに合わせて。
いい顔して。
自分使い分けて。
気がついたら何にもない。本当の自分さえわからない。
私は…なに？