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「……………。」
「……………。」
雨を見ながら2人共、しばらく無言。
気まずい……。
聞きたいことはあったはずなのに、上手いように口から出てこない。
「…雨すげーな。」
「へ?う、うん!私もこんなに降るとは思わなかったよ!」
いきなり話しかけないでよ!またビックリしたじゃん!
「そろそろ帰らねーと。」
「あ、そうだね!バイバイ!」
さっきから気付いてたけど、女の子達の視線が痛くて痛くて…。
侑弥くんは視線に気付かないのかな?目をスゴいハートにして見てるっていうのに。
「……。入っていくか?」
侑弥くんが傘を広げ、少し悩んだ後に私に聞いてきた。
「えっ!?いいよ!大丈夫!こんな雨、すぐ止むし。」
入れない!入れるわけないよー。周りの女の子達が怖いもん。
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