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美人な子が隣り歩いたら、女の子たちも引き下がるんだろうなー、あははー。
「利益とか、どうでもいいです。ただ、一緒に行動した方がもっと蓮華と居れたでしょう?」
「へ!?」
彰弥くんの言葉を聞いた途端、ボンッという効果音がつく程、顔が赤くなったような気がする。
ば、馬鹿言うんじゃないよ!そんな格好良い顔して、女の子が喜ぶような言葉を言うんじゃないっ!!
いくら私でも、照れるでしょうがっ!ドキドキするでしょうがっ!!
「蓮華?」
「あっ、う、うううううんっ!そそそ、そそそうだね!!」
私が1人で興奮していたせいか、彰弥くんが心配そうに声をかけてくれた。
その言葉にどもりまくりながら返事する私…。
恥ずかしいー…。
「“う”と“そ”を何回言うつもりですか。」
「あははー。“う”と“そ”!?あっ、2つ合わせて“うそ”だっ!
すごい偶然だね。1つの言葉が出来ちゃったよ!」
興奮して、かなり早口になっちゃったよ…。私、テンパりすぎ。
「………………そうですね。じゃあ行きましょうか。」
「う、うん!!」
一応相槌はしてくれたけど、あの間は何なんだ!?
…まあ、気にしないどくさ。深く考えたら、悲しくなりそうな気がする。
こうして、スーパーから彰弥くんと侑弥くんの家まで、軽い会話をして行った。
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