2、始まり

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そこにはなぜか二年の生徒会長白鳥が 伊「なんでお前が!」 白鳥は口に指を当てながら 白「なんでって」 白「今日は1~2年合同なんだよね~」 言い終わると猫子の手を掴み 伊「猫子、こいつがいないところに行こう!」 ちょっと困った顔で 猫「えっでも」 猫「会長さん一人は可哀想だよ!」 白鳥も手を掴んで 白「さすが~」 白「猫ちゃん、いい子だ!」 二人に引っ張りあいになってしまった そこで猫子は猫子なりの大声で 猫「ケンカなら」 猫「二人でして!」 その声で二人共手を離した 言葉で伊澄が思い付く ラケットを白鳥に向けて 伊「じゃあ生徒会長さんよぉー!」 伊「俺とバドミントンで勝負だ!」 白「いいねぇ~」 白「君とはいつかちゃんとした決着をつけたかった!」 そこで白鳥も思い付く 白「じゃあ勝ったら」 白「ご褒美をもらえるっていうのはどうだい」 伊「ごっ」 伊「ご褒美って何だよ?」 白鳥が手招きして 白「じゃあ耳貸して」 一時的に耳を貸す 白「ご褒美は~」 白「明日の休みに~」 白「猫子ちゃんと1日デート権!」 伊「デート!?」 戸惑う伊澄だけど 伊「その勝負乗った!」 猫子はもちろん何の話しか分からない 猫「???」 伊「猫子!」 伊「そこで見てろ」伊「明日は俺がもらう!」 猫子はますます?が増える 猫「明日?」 にこやかな顔をして 白「猫ちゃんこっちの話ね」 猫「なんかわかんないけど」 猫「二人共頑張って」 始まった勝負は誰が勝つのか分からない ついでに今日は三時間続けて体育 猫子は長すぎて寝始める そこで良い具合に先生が 先生「お前ら三時間ぶっ続けじゃないか」 先生「もうやめるんだ!」 伊澄が必死に 伊「明日がかかってるんです!」 先生「何のことだ!」 先生「もうハネ没収だ!」 奪われたハネ 続けられない勝負 しかも同点 ちょうど良く起きる猫子 猫「終わった?」 元気を使いふるした声で伊澄が 伊「ある意味終わった…」 ずっと考え込んでた白鳥が閃く 白「じゃあダブルデートってどう?」 伊「それだ!」 意味が分からず首を傾けながら 猫「ダブルデート?」 すかさず伊澄がフォロー 伊「え~と」 伊「つまり」 伊「明日三人で遊ぼうって話ね!」 白「ついでに猫ちゃん明日暇ある?」 猫「うん暇だよ」 伊「じゃあきまり~」
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