You say, yourself.

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まだまだ彼は熟していない事を、父は気付いて欲しいのだが。 どちらにしろ父と息子とは長くそうやって関係を紡いでゆくらしい。 それはいつの時代にも不変である、この電車のダイヤの様だ。 「かー君?何、黄昏てんの? 駅に着いたよ~」 「え?芥か? 成績優秀者は少し休んでも大丈夫だろ。」 「ダメだよ、みっちゃん。 あ、立った。」 「立つよ、人間だからな。 それよりバスが出るぞ。」
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