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(今日は平和だなぁ…)
ここ数日事件ばかりでこうして二人椅子に座って休むことはあまりなかった。
俺の前には、朝のティータイムを楽しむ愛する人が。
綺麗な顔立ちに見とれていれば、突然呼び掛けられた。
『亀山くん。』
「はい。」
『君は本当に伊丹さんと絡むのがお好きなようですね。』
「っそんなんじゃないです!あいつがいちいち口だしす……」
伊「特命係の亀山ぁ―!!」
なんでこうもタイミングよくこいつが登場するんだよ。
「あぁ!!?だからいちいち特命係をつけるな!!!」
『そういう君こそ楽しんでいる気がするのですが...』
「へ?右京さん何か言いました?」
伊「おい亀、人の話を聞いてんのか!」
「うっせーな!」
『ではこうしたら変な虫がつかなくなるはずですね。』
そう言って、椅子から立ち上がった右京さんは俺と伊丹の間に入り、伊丹に背中を向け俺の方を向いた。
―――!!!
一瞬目の前が暗くなり、柔らかい物が唇に触れた。
そして軽いリップ音とともに視界が明るくなる。
伊「ッな!!!お前ら...そういう関係だったのか!!!」
『あいにく亀山くんは僕のものなんですよ。
わかって頂けたら、出ていって貰えますか??』
いつもと同じ口調なのに
何故か少し怒っているように感じる…。
伊「!!!ッじ、邪魔したなっっ」
「右京…さん...あの僕…。」
『おや、いやでしたか。』
「いやじゃないです!!
でもその..ごめんなさい。」
『何故君が謝るんです?
僕が勝手に行動したまでです。』
「…ありがとうございます//」
『これで邪魔者もいなくなったことですし、君と愛を育めます。』
なっ!!今なんて////
「愛って///右京さん!!!」
『この続きは奥でどうですか??』
「………今は遠慮します(苦笑)」
『それは残念です。皆さんに見せつけたかったんですけどねぇ。』
あぁもう脳が動かない。
「…………………。」
end?.
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