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……部員全員が無表情で俺を見ている!
「なっ何だよ、気持ち悪いな……」
俺が言うと部長は無言で四本の割り箸を見せてきた。……まさか。
「王様ゲーム……ですか?」
やっぱり無言で肯く部長。なんで喋らないんだよ。俺はキッパリと、
「謹んでお断りします」
と言った。すぐにクルリと向きを変え、また眠りに専念することにした。
……のだが。
また視線が刺さってくる。しかも今度のはさっきよりも強烈だ。このままではいずれ、俺の毛根が死滅するんじゃないかという勢い。
なんでそこまで王様ゲームやりたいんだ?
……畜生。
俺は負けを感じ、同時に悔しさを覚えつつも渋々立ち上がった。こうなったらもう、やるしかない。
「……仕方ねえ。今回だけは乗ってやるよ……この思春期の塊が!」
俺は特に部長をピンポイントで睨みつけながら言った。
「誰が思春期のカマタリやねん!」
調子に乗ってボケた部長の顔を俺は思い切り殴ってやった。
あと関西の人に土下座して謝れ。
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