始動

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ミロク 「あぁ、キリト。あなたは…」 お、俺にも仕事が!? ミロク 「ガルガリオンを…」 キリト 「!!!」 バンッ! 気がつけば俺は勢いよくドアを開け放ち事務所を飛び出していた。 そして無我夢中に階段を駆け降りた。 違うんだガルガリオン、決してキミのこと忘れてたわけじゃないんだよ。 今行くからねっ。 ミロク 「…さて、まずはあなたのお名前を教えていただけますか?」 机を挟んで依頼人の向かい側に座ったミロクは、前のめりになって依頼人の顔をすっと見据える。 ??? 「はい…私、川村 妙といいます」 ミロク 「では川村さん、今回はどのようなご用件で?」 川村 「あの…私…追われているんです…」 依頼人の女性は両膝にのせた握りこぶしをわなわなと震わせ、下を向いたまま呻くように呟いた。 なにか相当怖い思いをしたようだ。 そのような女性の様子をみてミロクの表情が険しくなる。
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