827人が本棚に入れています
本棚に追加
ミロク
「あぁ、キリト。あなたは…」
お、俺にも仕事が!?
ミロク
「ガルガリオンを…」
キリト
「!!!」
バンッ!
気がつけば俺は勢いよくドアを開け放ち事務所を飛び出していた。
そして無我夢中に階段を駆け降りた。
違うんだガルガリオン、決してキミのこと忘れてたわけじゃないんだよ。
今行くからねっ。
ミロク
「…さて、まずはあなたのお名前を教えていただけますか?」
机を挟んで依頼人の向かい側に座ったミロクは、前のめりになって依頼人の顔をすっと見据える。
???
「はい…私、川村 妙といいます」
ミロク
「では川村さん、今回はどのようなご用件で?」
川村
「あの…私…追われているんです…」
依頼人の女性は両膝にのせた握りこぶしをわなわなと震わせ、下を向いたまま呻くように呟いた。
なにか相当怖い思いをしたようだ。
そのような女性の様子をみてミロクの表情が険しくなる。
最初のコメントを投稿しよう!