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事務所の外。
キリト
「黙祷」
俺は粉々になったガルガリオンの破片を箱に拾い集め、胸に抱いたまま黙祷を捧げたところだ。
全く…ナスカのヤツ、ヒドイことしやがる!あいつはあの暴力的な性格をどうにかしたほうがいいな。
???
「キリト君」
キリト
「うひゃっ!!?」
突然、小鳥の歌声のような美しい声が俺の耳に聞こえた。
この声は…
キリト
「なんだ…ビックリしましたよ」
振り返るとそこにいたのは我が愛しの姫君、ヒョウカさんだった。
俺は慌ててガルガリオンボックスを後ろに隠した。
ヒョウカ
「ウフフ…驚かせちゃってすいません」
キリト
「い、いえ…ええと、何か用ですか?」
ヒョウカ
「えぇ、ミロク所長がお呼びですよ。お仕事が決まったみたいです」
キリト
「あーそうですか。わかりました、わざわざありがとうございますー」
ヒョウカ
「いえいえ」
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