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キリト
「ふ…女にはわからんさ、男のロマンなんて。お前は黙って駄菓子でもむさぼってろ」
ナスカ
「な、なんですって~!?」
ミロク
「まぁまぁ、二人ともケンカはやめてください」
ナスカ
「ムムム…」
キリト
「…けっ」
ま、こんなやつほっといて俺は一刻も早くガルガリオンを完成させることにしよう。
あとはこの大砲を取り付ければ―
キリト
「これで完成…っと」
ナスカ
「なによこんなもの!」
キリト
「ばっ…やめろ!」
無駄に力だけはあるチビ女に軽々と持ち上げられる、完成したての我がガルガリオン。
彼の声が聞こえる…助けを求める心の声が!
キリト
「おい、ナスカ!そいつをさっさとおろせっ」
ナスカ
「こんなもの…」
キリト
「おぃぃぃ!なんで窓際に持っていくんだ!?俺はこっちだぞ!?」
ナスカ
「こうしてやるっ!」
キリト
「あぁ!?」
窓から勢いよく投げ落とされるガルガリオン。
俺の必死のダッシュも間に合わず、彼は確実に地面に近づいていった。
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