始動

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突然現れた美女に驚き、俺の舌も緊張で空回りだ。 この麗しい大和撫子はこの相談所のアイドルこと漲 氷花(みなぎ ひょうか)さんだ。 俺やナスカより一コ上の先輩であり、スタイル抜群、頭脳明晰、さらに性格も良いという全校生徒の憧れの存在だ。男も女も含めて。 もちろん、俺も彼女のファンの一人だ。なにより長い黒髪がよく似合う! ヒョウカ 「こんにちは、ナスカさん、キリト君」 ナスカ 「ヤッホー!ヒョウカちゃん」 キリト 「どうも…ヒョウカさん。キリトでっす」 ナスカ 「なにスカしてんのよ…キモいわよ、あんた」 キリト 「うっせ」 ヒョウカ 「ウフフ…」 あぁ、ヒョウカさんの天使の笑顔はいつみても癒されるな~。 てか、俺ってさっきなんで怒ってたんだっけ? ヒョウカ 「あ、そうそう。所長」 ミロク 「なんです?」 ヒョウカ 「お客様をお連れしましたよ」
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