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ナスカ
「え!なに、仕事!?」
へー、客とは珍しい。なんせここ一ヶ月くらいまともな仕事してなかったしな。
ナスカが目を輝かせるのも分かる。
ヒョウカ
「えぇ、仕事の依頼ですよ。どうぞお入り下さい」
ガチャ
???
「あ、あの…失礼いたします…」
弱々しい声で入ってきたのは二十代後半ぐらいの女性だった。
茶髪を肩の高さに切り揃えており、俯いたまま両手で小さな手提げバッグを持って、緊張しているのか少しその手が震えているように見えた。
ミロク
「いらっしゃいませ!どうぞ、そちらの席にお座りください」
???
「あ、はい、ありがとうございます…」
ミロク
「ナスカ、お客様にお茶をお願いします」
ナスカ
「はいはーい!」
ツインテールを揺らしながら半ばスキップ気味で台所に入っていくナスカ。
よほど客が来たことが嬉しかったようだ。
そんで………俺は何をしとけばいいのかな?
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