第一章:終わりからの始まり

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♪:♪ 「ただいまぁ!!」 結衣のつねりという呪縛から解放されオレは気分を上げながら家に到着した。 「あっ、おかえりお兄ちゃん」 我が家の天使ことオレのよm…妹である 無月弥琴(ムヅキ ヤコト) がオレの存在に気付きリビングから出てきた。 「ただいま弥琴」 オレはすかさず弥琴を抱きしめた。 シスコン? ありがとう、最高の誉め言葉だ。 「お兄ちゃん!?」 「ん?どうした弥琴?」 もしかして嫌だった? だとしたらその罪を切腹で…。 「ちょっと苦しい…」 「ごめん」 「うん、大丈夫だよ。それにお兄ちゃんの事好きだから」 「オレもだよ弥琴」 どうやら我が家の兄妹は禁断の近親なんちゃらの関係に発展するようだ。 ……いや、実際はしないよ? 弥琴がいいならいいけど。
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