プロローグ

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深夜。 家や建物の電気も消え暗いはずの時間帯。 しかし不気味に赤く光る場所があり、その中心に赤く、赤く血で染まった男がいた。 男の足もとには人が倒れている。 そして、自分の血で赤く染まっていた。 「オイオイ、コイツも“はずれ”かよ」 うんざりした感じに言う男はその感情とは裏腹に笑っていた。 「まぁいい。こうやって殺していくの面白いしな…アハハハハハハ」 赤い光が消え男の笑い声が闇に不気味なまでに響いていた。 しかしその声は誰の耳にも入る事なく闇に溶けていった。
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