冷たい瞳

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一週間くらい前に俺の客になったこのユリって女。別に可愛くないわけじゃないけど・・相当頭悪い。 しかしこの女もどんだけ金あるんだか・・・ 「また指名してくれたんだね。嬉しいよ」 ユリ 「陽向にまた会いたくて♪」 「ありがとう。今日は何飲む?」 ユリ 「ん~陽向は何飲みたい?」 「じゃあオペラかな?」 ユリ 「え?いいんだよ?遠慮しなくても、今日は久々にお金持ってきてるから」 「好きなんだよね。オペラ・・・それに俺にはそんなにお金使わなくても大丈夫だよ?会いに来てくれるだけでうれしいから」 ユリ 「ありがとう・・・うれしい・・・じゃあ沢山飲んでね♪」 この客は少しずつ金を遣わせればいい。まぁそもそもシャンパン自体俺はあまり好きではないからな・・・ ユリ 「ねぇ・・・今日店終わったら会えないかな?」 「え?・・・・」 冗談言うな。 なんで仕事外までお前と会わなきゃいけない・・・・ 色恋もまくらもする気はない ユリ 「私がお金全部出すから付き合ってほしい」 「ごめん・・・今日は用事があって・・」 ユリ 「そっか・・・」 横を見るとマネージャーの御堂が外れのサインをだした 「じゃあちょっと抜けるから楽しんでね♪乾杯♪」 御堂 「一番の客、お前と翔が指名だ」 これは珍客だな・・・ たしか愛と薫だっけか? とりあえず、翔と俺はその一番席へ向かった 翔 「指名ありがとう♪嬉しいよ♪」 「今日も楽しんでいってね♪」 愛 「やっぱりね・・・」 薫 「この2人しかいないよね?」 「!?」 翔 「なんの話?」
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