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「…龍凰様…。ご無礼ご容赦ください!」
そういうとなんと!?龍凰を抱え上げる。
所謂(いわゆる)お姫様抱っこだ。
「うっ雲長!?」
龍凰は、痛みを忘れて名を呼ぶが関羽は、あえて無視する。
関羽は、側で呆然(ぼうぜん)と立つ海響を見ると。
「お前、名は?」
「李…李海響と申します」
「李海響、すまんが私と龍凰様の武器と馬を頼めるか?」
「は、はい」
関羽が歩き出すと海響は、慌てて地面に置いたままの大刀と堰月刀を重さに苦労しながらも拾うと今までの騒ぎにも動じずに立っている2頭の手綱を掴み、自分も歩き出す。
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