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龍凰の顔は、赤く染まっていた。
それは、間違いなく高熱の証だった。
「どうなさいました!?」
才老が問い質すように訊くと。
「敵の一撃を受けて、肋骨を3本折られたらしいのだ…。
ご本人が折れた1本が内臓に刺さっているとおっしゃっていた」
関羽の言葉に才老の顔色が変わる。
「臣門(しんもん)!」
才老の鋭い声が部屋に響くと中年男が1人、慌てて近寄ってくる。
「すぐに手術の用意を!」
臣門が遽(あわただ)しく別の部屋に向かうのを見てから。
「関将軍!こちらへ!」
自身もその部屋に足を進める。
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