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龍凰が治療室に入って30分後…趙雲と巍延が姿を現した。
鎧は、脱いでいたが…着物には、血が付いたままだった。
「雲長殿、翼徳殿…龍凰様は?」
心配そうに趙雲が訊くと張飛が。
「まだ治療中だ」
不機嫌そうに答える。
「おい!文長っ。龍凰が戦ってる間、テメェは、どこにいたんだ!」
感情剥き出しで張飛が言うと巍延は、申し訳無さそうに。
「…他の兵の援護に…」
「なんで!龍凰の側にいなかったんだよ!テメェは、龍凰の副官だろ!!」
叩きつけるような張飛の言葉に巍延は、ただ小さくなるだけだった。
「…翼徳…やめろ…」
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