第5話 後始末

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龍凰が治療室に入って30分後…趙雲と巍延が姿を現した。 鎧は、脱いでいたが…着物には、血が付いたままだった。 「雲長殿、翼徳殿…龍凰様は?」 心配そうに趙雲が訊くと張飛が。 「まだ治療中だ」 不機嫌そうに答える。 「おい!文長っ。龍凰が戦ってる間、テメェは、どこにいたんだ!」 感情剥き出しで張飛が言うと巍延は、申し訳無さそうに。 「…他の兵の援護に…」 「なんで!龍凰の側にいなかったんだよ!テメェは、龍凰の副官だろ!!」 叩きつけるような張飛の言葉に巍延は、ただ小さくなるだけだった。 「…翼徳…やめろ…」
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