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第一話「R科の秘宝」
丹野組に関するレポート
『ESP(エスポイ)解説』
JV(ジョナティックバイオレンス)
ジョナティックバイオレンスとは伝説のSP:ジョナサン・J・ジョナサンが継承するESP-エスポイ-である。
詳しくは解明されていない希少なESPで、覚醒者は必ず“ジョナ”もしくは“ジョナサン”と呼ばれる人物のみである。
能力は一定の条件を満たした時、発動する。
○性能
*視覚強化
:視力が最大三倍になり、可視範囲が横に270°、縦に180°まで広がり、更に明暗も自意識的に調節出来るため暗闇でもまともに見れるようになる。
*聴覚強化
:聴覚というより脳から耳に繋がれる神経の性能強化。
最大700m先の針が落ちる音も確認でき、さらに何の音かも理解する事が可能。
音量は脳が調節してくれる為、聞こえすぎることはない。
*信号強化
:脳信号の伝達にかかる時間を1/1000にする事で考えたと同時に行動することが可能になり、反射信号も早くなる。
更に速すぎる信号の過剰伝達から筋力強化、人間には真似できない筋力を生み出せる。
●副作用
*脳の性能や信号伝達の高速化によって神経がオーバーヒートしてしまい一時的に体に麻痺症状が起きる。
更に筋力強化をしてしまうと普段以上に使用された為に酷い筋肉痛や関節痛を生んでしまう。
そのため、長時間使用や連続使用は体を壊す恐れがある。
*使用中、脳の善悪を判断する箇所の機能が停止する。
その為、何が良いのか悪いのかが理解出来なくなり、殺人などをしても罪悪感を感じない。
以上の危険性からマフィアとの戦闘ミッション終了後に、佐藤賢一のJVは丹野貴博により封印される。
この時の催眠術により副作用を受けた右肩の損傷も無くなる。
しかし、部活に行く際の交通事故により痛覚封印の催眠術だけが解けてしまい、時々フラッシュバックで痛みを感じることがある。
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