天使が家にやってきた。

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「流れ星にお願い、しましたよね?」 ふわふわした白い服。 透き通った金色の髪。 頭の上の輝く輪っか。 背中から覗く小さな羽。 ……随分とまあ、分かりやすい天使さんだった。 「流れ星にお願いだって?俺はそんな夢見る少女な事した覚えねぇぞ」 本当にそんなんで願いが叶うなら、金だの女だの願いたいモノは色々あるけどな。 「いえ、確かに貴方です。順番待ちが長かったので、あれから二十年近く経ってしまいましたけど」 俺の言葉を否定して、天使はハッキリとそう言った。
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