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古き世界、ヴォルドア。
沢山の国々が存在し、それぞれが独自の文化を持ちながらも、一つの言語で、未だ統一された世界。
神はそこに、四種類の種族を作り上げた。
先ず最初に、神は化身に命を吹き込んだ。
次に、神は森に命を吹き込んだ。
次に、神は土に命を吹き込んだ。
そして最後に、神は海に命を吹き込んだ。
化身は、一番神に似ていた。
森は、次に神に似て、優れた知性を持っていた。
土は、次に神に似て、優れた技術を持っていた。
海は、神に似なかった代わりに、一番神の力を受け継いでいた。
最初の百年、四種族の生き物達は、お互いを信じていた。
だが、お互いがお互いに嫉妬し、彼等は戦いを起こした。
以来、彼等の言葉は通じなくなった。
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