旅立ち、そして彼女からの手紙

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それから、俺と修平は東堂高校合格を目指し、必死に勉強をやり続けた。 分からないところは互いに教えあい、難しい問題は舞に教えてもらった。 そのせいか、学年末テストの総合得点が2人共大幅にアップしたのだ。 俺達は自分達の点数を見て笑いあった。 俺の担任の先生も東堂合格は間違いないと言ってくれた。 ただ、本番は何が起こるか分からないから油断はするなと、言ってくれた。 修平も努力のおかげか、合格ラインを越えるようになった。 先生は俺達をとても誉めてくれた。 最後に先生は『お前達なら絶対合格できる!』と太鼓判をおしてくれた。 受験が待ちどうしくなった。 それから、2ヶ月後、 俺、修平、舞は東堂高校の校門の前にいる。 「いよいよだな」 「そうだな」 「ここまで、長かったね~」 「……よし、行こう」 俺達は校門を3人で通った。
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