ようこそ!!

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「ところでさ……制服をもう一つ頼むことって出来るの?」 「出来るには出来るわよ~。…てまさか」 先ほどライナが書いた書類をチェックしていた校長が少し驚き…いや…歓喜したように顔を上げる 「…そのまさか」 「……目覚めたのね」 「ちょっと前にね」 「「ふふふふ」」 お互いの顔を見て笑いあう二人……不気味である 「……何にですか?」 やっと浮上出来たエミリは若干引き気味にたずねる 「ちょっと……ね?パーナ」 「今は秘密よ、エミリ」 ライナと校長-パラメナ・レム・フェミリア-はクスクスと可笑しげに笑う 「…まぁいいです。……ところでライナさんはさっき校長先生をパーナと呼んでましたが…二人はお知り合いで?」 そんな二人に若干引き気味になるエミリ 「…知り合いと言うか……家族だよね?」 「親子だよね?」 「「ね~」」 息のあったところはまさに親子のように見えたが… 「親子ですか……でも校長の名前は…」 「そこはいろいろと…」 「事情が…」 「「あるのです」」 またしても息のあった二人に、エミリはもうなにも言うまいと思い、ため息をつく 「…後なにもないなら行くよ?街で買い物もしたいし…」 パーナの頷きに校長室の扉に手を伸ばす 「…ちょっと待って」 ライナは伸ばした手を止め振り返るとパーナは満面の笑みを浮かべる 「ようこそ!ガルガナム魔術学校へ!!」
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