2人が本棚に入れています
本棚に追加
「あははははははっ!!…あははははははっ!!…ひぃ~…ひぃ~!」
ガルガナム魔術高校
その校舎の中、高校室と書かれたプレートが貼られている部屋の中から女性の笑い声が木霊していた
「……笑いすぎだよ」
大笑いする女性の前でローブを着た人物-ライナ・シュリーズ-は不機嫌そうに唇を尖らせる
「いや…ひぃ~…だって…ププッ…ククッ」
未だに腹を抱えて笑う女性が座っている椅子の前には『校長!』、と書かれたプレートが置かれている
「…ふぅ……いや~…笑った笑った」
「…………」
ライナの隣には受付嬢-エミリ・シュライナム-が先ほどの失態に項垂れている
「…いやだ~って…門番には高校生か疑われ…ププッ…エミリには………」
ライナが隣で項垂れるエミリをスルーしながら、校長が突然黙り込んだのに不信に思っていると……
「……あはははははははははははっ…あ~はははははっ……!!……ゲフッゴフッ……あははははははっ!!」
「……………」
……ただの溜めだったようだ
「……はぁ……蒸せるまで笑う?普通」
「あれで?……あれが?……」
エミリは更に深い所に墜ちたようだ
「………はぁ」
最初のコメントを投稿しよう!