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~数十分後~
「……いやいや…本当に…ほんと~に笑わせて貰ったわ~」
何やらすっきりした顔の校長にライナは冷たい視線を送りつつ、話をする
「…………」
……エミリは未だに浮き上がってきていないが…
「……で?…本題に入っていい?」
ライナ……若干キレ気味である
「ほらほらそんな怖い顔しな~いの……プククッ」
最早呆れるしかないライナは、さっさと話始めた
「…とりあえず俺は特待生扱いでいいんだよね?…こっちは何を準備したらいいの?」
「…え~っとね~……あっ、あったあった」
校長は机の引き出しを漁り、中から紙を二枚目取り出して机に置く
「こっちの紙に必要な物は書いてあるからこれ見ながら買って来てね……で、こっちは登録証ね…ライナの都合の良いように書いてくれて構わないから」
ライナは出された紙(登録証)を一通り見たあと、ペンを拝借してサラサラと書き始める
「え~っと…ライナ・シュリーズ……17歳……優属性……魔装具……は飛ばして……ランクは………Sで大丈夫かな?」
「……まぁ、いいんじゃない?……注目集めるけど」
それを聞いたライナの手が石化したようにピタリと止まる
「……B+だな……サラサラ~っと……んっ」
書き終わった紙を校長の前に突き出す
「はいどうも、ライナはエライでちゅね~」
紙を受け取りながらライナの頭を撫でる校長…
「っ~~!頭を撫でないでっ!!」
撫でられた本人は気に入らないらしく声を荒げその手を叩き落として校長を睨み付けていた
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