発症、罪人、抹殺

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「こっちって、確か商店街じゃあ……」 何をしにタカシは行ったんだろうか。 知らないオッサンとは、誰? そのとき、むわっとした異臭が鼻を襲った。 驚いて思わず足を止める。 「なに、この臭い……」 何かが腐ったような、臭い。 ゆっくりと前へ進む。 徐々にキツくなる腐敗臭。 商店街のゲートが見えてきた。     赤い 「あれ?この商店街のゲートって白かったはず……」 ぐにゅっ 「きゃあっ!?」 見上げたまま歩いていたので、足下の何かを踏んでしまった。 反射的にアヤコが目を落とすと、それは、 血だらけの切り刻まれたヒトだった。 .
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