召喚、そして…

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全席会議 年に二回行なわれる、王を始めとした聖天守護騎士団の第一階位から第五階位までの全十六人が円卓を囲み、近況を述べ下から上がってきた問題点や団の今後の指針等を話し合う定例会議のことを言う 基本的に全員参加だが、任務等の理由から出席出来ない者は自身の部隊にいる第六・第七階位のいずれか一名から代理に立てることが許可されている 全席会議場『円卓の空』 「……ふむ…ならば次の会議までは警護部隊の人員増加に二割増しで資金を投入すると言うことでよいか?」 円卓の中で赤い椅子に座る初老の男性-天王メレイエ・シトラウム・ズウィス・ラムナリアス十四世-のその言葉に円卓の皆が頷く 「……他に述べる者はいないか?………いないな」 天王の右手にある椅子から立ち上がって皆を見た白銀の髪の男-第一階位-アルフ・M・ズィアバルト-は無いと確認してから王に身体を向ける 「それでは、今回の全席会議を終了したいと思いますが……王よ」 「うむ……皆、これまでの責務…大義であった……これからもその責務と命、真っ当してもらい……!?」 「!?」 「なっ!?」 王の発言の途中、突然レウスの足元に魔術陣が形成され目映い光を発する 突然のことに皆目を見開き、レウスも思わず声を上げてしまう
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