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～使い魔召喚の儀式～
アルバス魔術学園のグラウンドでは、この学園の一大行事である『使い魔召喚の儀式』が行われていた
ざわざわと…
がやがやと活気にざわつく学園
しかし今起きているざわつきはそんな活気とは無縁の、困惑と少しの恐怖心からくるざわめきを発しながらこの行事に集まった人々はグラウンドに視線を集める
そんなざわつきや視線の先…
グラウンドの中心には半径２ｍ程の大きさで描かれた円-召喚用魔術陣-があった
その魔術陣の中心、そこに二つの人影が…
一つはこの学園では色々な意味で有名な人
青みがかった肩に掛かる位の長さのある髪を先ほどの召喚の余波か風になびかせその整った…しかし感情の読めない顔と髪と同じ色をした綺麗な瞳を持つ少女-エイナ-と蒼い髪と眼をした青年…彼女が召喚した使い魔が見つめ合うように立っていた
《……この娘が……魔力は多いが……どうやって俺を召喚した？》
青年は…表情こそ変えなかったが…困惑しながらも、目の前の少女に気付かれないように周囲を探り状況を確認した
《……人…蒼界人か……多いな…それにあの建物は……校舎か？…ならここは…》
そして青年はふと足元を見て……驚愕した
《なっ!?……この程度の陣で俺を…第一階位を召喚したのか!?》
まだ幼さが残る少女が自分を召喚したことに困惑していた青年は、新たな事実を前に更に思考を困惑させた
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