‡表は高校生・裏は…‡

9/23
前へ
/254ページ
次へ
拓馬「うるさい…。」 拓馬は一言だけ言った。 母「…つれないわね…折角早く帰ってきたのに!」 母親は色々と言っていたが拓馬は軽くスルーしてエプロンをつけた。 拓馬「晩飯抜きにするよ?」 拓馬が脅すと母親は態度を一変させ土下座で謝った。 母「済みませんでした!だから、作ってよ~!お願い!」 母親から抱きつかれて鬱陶しかったから許してしまった。 拓馬「向こうに座ってて!」 拓馬がそう言うと母親は大人しく離れていった。 拓馬は簡単な夕食を作り、早くに食事をすませた。 母「今日も行くの?」 母親はテレビを見ながら聞いた。 拓馬「…あぁ…」 拓馬は素っ気ない返事をしてリビングを出ようとした。 母「全く…戻ればいいのに!責任だとか宿命だとか関係ないじゃん!ただの…後悔…」 母親が笑うように言った。 拓馬「うるさい!!黙っていてくれ!!」 拓馬は珍しく怒鳴っていた。
/254ページ

最初のコメントを投稿しよう!

175人が本棚に入れています
本棚に追加