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私が健を引き止めようとしたときに
ちょうど下駄箱の影から女の人があらわれた。
誰…?
私と同い年くらいに見えるけど
でも私服だからこの学校の子じゃなさそう。
健はその女の人とそのまま二言,三言話してそのまま一緒に出ていった。
私はそのまま声をかけられずにただその場から動けなかった。
誰…?
それにしてもその女の人はとてもきれいで大人っぽくて。
『俺大人っぽいの好きやなぁ。』
ふいに前の健のそんな言葉が頭の中で響いた。
あれってもしかして
健の彼女…?
やっ…嘘…。
そんなの一言も聞いてないよ…。
けどさっきの女の人と話していた健の笑顔が私の中でその仮定を事実に近付けた。
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