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やだ…転校なんて慣れたつもりだったけど…｡
やだ…
離れたくない…｡
せっかく…疑惑もはれたのに…｡
やだ…健のそば離れたくないよぉ｡
｢菜…実？｣
｢え…｡｣
｢どうしてん…また泣いて…？｣
｢ろだｰ…｡｣
私の目の前にろだｰが立っていた｡
けど…何で？
｢何で…ろだｰいるの？｣
｢ん…菜実これ落としたやろ｡｣
そう言ってろだーはポケットから何かを出した｡
｢あっ｡｣
私の携帯…｡
｢菜実送って,帰り道歩いてた途中でこれ落ちてて,今ごろ困ってるやろなって思って届けにきたんよ｡｣
｢あぁ,そうだったんだ｡
ごめん,ありがと｡｣
｢おん……けど何で菜実外におんの？｣
｢いや……ちょっと新鮮な空気吸いたくて？｣
｢………菜実嘘つくの下手やろ？｣
｢………うん,まぁ｡｣
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