二人の事は二人が知ってる

私達の奇跡

茜ちゃんは、前よりもっと強くなっていた

『茜ちゃん、ジョージさんはね、ずっと待っていたんだ。愛してたじゃなくて、ずっと愛してるだったんだよ』

『私はあの時の写真毎日見てた…パーティーの時の写真も今でも持ってるよ』

茜ちゃんはバックから小さなアルバムをだした

それはあのクリスマスの写真。俺達は持ってなかったけど茜ちゃんは自分でプリントして持ってたんだ…

『辛い事あるとこれみてた。小さなアパートで』

『茜、もう心配することない。俺が今までの辛かったぶん取り戻すから日本に帰ってこい』

『ジョージ兄ちゃん…私の身体フランケンシュタインみたいなんだよ？子供だって産めるかどうかわかんないんだよ？』

『茜は茜。俺の事まだ好きだろ？』

『はい（笑）』

『だったら問題ない』

『いろんな手続きあると思うけど…』

『二人でやればすぐ終わる。おい、お前ら二人とも、気をきかせてでてけ（笑）』

と追い出された（笑）

『私達も帰ろうか？』

『だな、お茶漬けでもたべよう』

そう言いながらマンションへと帰っていった