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高校一年生
金髪の青い瞳の私は、真っ先に先輩達に屋上に呼び出される
入学式の翌日だったかな
まあ中学でも同じだったからもうなれてるし…
『お前ハーフだって?』
『ハーフだとなんか問題ありっすか?』
『お前の態度に超問題アリじゃん!』
5人くらいいたかな…私は羽交い締めにされて一人に足でお腹を殴られた
私はうずくまったとき下に落ちてたバケツを振り回した
そして屋上走り回って鉄パイプを探した。でも落ちてたのは木材だけだ
それで先輩が気絶するまで殴ってやった
あたり血まみれだったけど、死んでないし問題無し。私に手加減なんて言葉は通じない
5歳児にピストルもたせるようなもんだ
その時隅っこで気配がした
『誰だよ!』
そこには男子が震えて座っていた。色白のひょろっとしたのっぽ
これが一馬との出会いだった
『これ、見なかった事にしてよね。あんたクラスは?』
『ぼ、僕は1年A組です…』
『私と同じクラスじゃん、まあよろしくな!あ、私は山倉うらん。あんたは?』
『川上一馬で…す』
『とりあえず教室もどろうぜ』
私は一馬の手を強引に引っ張ると教室に戻っていった
そのまえに手についた血や服の汚れを綺麗にした
先輩達、チクるかな?一年にやられてそれはないかな、だって恥でしょう
ところが甘かった…あいつらきっちりチクって私は入学からわずか一週間で謹慎3日間となった…
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