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やばい!うらんがあの顔になってる!
木材で男を入院送りにした…高校三年のクリスマスの乱闘の時の顔
まるで野獣みたいな目付きに変わった
俺は咄嗟にうらんを羽交い締めした
『一馬離せ!この男ボコボコにしてやるんだ!ぶっ殺してやる』
『落ち着けうらん!暴力はもうやめたんだろ!』
『うっせー!離せ!暴力なんか奮わないから離せ!』俺の力及ばず、うらんはまた頭突きで俺の顔面に一発くらわして、突き飛ばした
『あんたさ…何様なんだよ!女信じられない気持ちもわかるけどよ、ミカの本気の気持ちくらい見分けられないのかい?
中居さんの気持ちもどうなるんだい!
自分の事守る事に必死で回りなんかどうでもいいのかよ。どんなにお金持っててもそんな根性じゃ、いつか家も会社もなくなるぜ!ミカぐらいの男前になんなよ!こんな最高の女試すなんて、私は許さないよ』
久しぶりにうらんのタンカを聞いた
お前こそ男前だよ
『うらんの言う通りですよ。滝川さんしたことは金持ちのおごりです。洒落にもなりません』
滝川さんは無言で俺達の話しを聞いていた
『ミカ…どうする?』
『ありがとう、うらん。正直ショック…今日は帰るよ』
中居さんが『そのほうがいいね。できたらうらんちゃんたちと一緒がいいかも。俺は滝川と話しあるから』と言ってくれた
ミカさんを一人にできないのでうらんのマンションに連れていった。俺はそのままタクシーで帰った
茜ちゃんを思い出す
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