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父さんは目を瞑り口を開いた
『知ってたのか…なら止める理由は無い』
『あなた!?まだ紅蓮(ｸﾞﾚﾝ)は16歳です!旅はまだ早いんじゃ』
母さんはまだ俺が旅に出るのは反対みたいだが最終決定権は父さんだ
俺が何を言っても母さんは止めるだろう
だからこそ父さんの前で言ったのだ
『「もう」16歳だ』
その言葉に母さんは下を向いてしまった
『紅蓮、旅は長くつらいかもしれんがそれでもやっていける自信はあるか？』
『もちろん!!』
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