大晦日の朝

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しかたがない。 「俺が食い止める!逃げろ!」 と根拠のない正義を振りかざす。振り返り小さくうなずく彼女。 あえて少し速度を落とし、男達がせまる。 彼女との距離は十分稼げただろう。後ろから抜かれる直前に前に倒れ込むようにして足を広げ、追っ手二人の足を絡めて転倒させる。サンボとかの技にそんなのがありそうだという漠然とした記憶! 「くそう!」と、スキンヘッドの男 「は!残念だったな!」 「…いや、いい、悪かったな。」 「?」 「飯でも食うか。」 「???」 倒れた右手の寿司屋に入って飯を食う。 (やべぇ…こいつら、何でか分からないけど、完全に誤解してる。ばれたらやばいよな…) とはいえそこからでるわけにも行かず飯を食う。 …俺は何をしてるんだろう… と、突然携帯が鳴る! 朝である。この続きは…見たらまた…
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