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2008年___ 12月28日
am 6:45…
翌朝目が覚めるとそこには見慣れ背中が2人並んで
立っていた。
2人の片腕には手錠が掛けられて珈琲カップを片手に持ちながら話していた
英二『誰……だ?』
猛『おぉ、起きたか?英二っ!』
禿鷹『遅くなって済まんな英二 』
俺は2人を確認してから
慌てて起き上がろうとしたが頭を想いきり屋根にぶつけてしまう。
二段ベッドの上の階で寝ていた為起きるのには注意する必要があった。
俺は頭を片手で押さえながら2人の側に歩み寄る。
英二『早いじゃないかいつ頃来たんだよ 』
猛『うーん、ついさっきかな? 6時丁度に到着してから ラッセル大尉から説明を聞いたよ…』
英二『お前…英語喋れたのか?』
猛『イヤ……其処は禿鷹に任せて通訳して貰ったよ』
禿鷹『それより…英二。
お兄さんの事は残念だ』
猛『空気読めや!禿鷹っ
朝から重い話題を出すなよな💢 』
英二『イヤ、俺は大丈夫だよ猛。 兄貴は必死に薫を救おうとしたんだ。
それと禿鷹…このメールの内容を見てくれ兄貴が死ぬ直前に送信したんだ。』
俺は禿鷹に携帯を渡す
禿鷹は内容を真剣な眼差しで読んでいた。
そして携帯を俺に返して
一度珈琲を啜り答える。
禿鷹『英二、お前の兄は優秀だよ。これは新たな手掛かりになる。
猛、済まんが一度外に出るぞ 』
猛は嫌な顔をする。
猛『マジかよ…いい加減、
手錠を外せよな?ニューヨークの朝は冷える 』
猛は文句を言いながら俺に手を振り外に出てドアの前で禿鷹が電話をするなか
猛はしゃがみ込みながら
珈琲を飲んでいた。
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