秀二、決死の覚悟。愛する者の為に

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秀二は直ぐに自室にたどり着くと自分のデスクに座り二台のノートパソコンを引き出しから取り出して起動する。 すると秀二の携帯に非通知で携帯が鳴り始めた 秀二は携帯をスピーカー状態に切り替えて二台のノートパソコンの間に置く。  秀二(もしもし?この番号を知るものは少ない筈なのだが君は誰だ?) 窪《どうもお兄さん。 窪 淳也です》 秀二《きっ!?貴様ぁ💢 良くも妹を…薫を誘拐してくれたな!?》 窪《まぁまぁ…落ち着きなってのお兄さんよ? 薫ちゃんは無事だから心配すんなって。それよりも アンタの身が俺は心配何だがなぁ〰》 秀二(どういう意味だ?) 窪《偕堂家の中で死者は出したくないんだが… まぁ、お兄さん。 貴方次第だな 》 秀二《そのお兄さんって呼ぶのは辞めろ窪…💢 俺は貴様の兄ではない》 窪《こりゃ、失礼した お・兄・さん?》 秀二(何が狙いだ…) 窪《話が早いねぇ➰俺はアンタのそういう性格、俺は好きさ。さて、本題に入ろうか… 日本を発つ前に偕堂グループ本社、つまり貴方が現在居る所の柱、各所に大量の ニトロを各フロアに仕掛け差せて貰ったよ。》 秀二(ニトロ…だと?) (そう…ニトロさ。俺達は現在、ニューヨークに居るのだがさて、どうやって……) 窪が説明する前に秀二には窪の発する言葉の先が詠めて遮る様に答えた。 秀二(遠隔操作か…) 窪《凄いね!こりゃ、流石の俺もビックリだわ! 御名答… 遠隔操作だよ 既に各所に設置された タイマーは動き始めているお兄さん、アンタは自ら 本社に飛び込んだんだ 運が無いというか何というかだよ。》 秀二は二台のノートパソコンをブラインドタッチをしながら行動を起こし始めた。 そのキーボードを押す音が通話先の窪にまで聞こえていた。 (何をする気だ…) 秀二は左右の画面に首を振りながら返答する。 秀二《確かに俺には運が無いかも知れないな窪。 だがな、お前は俺を甘く見過ぎている。》 (一体、何を言っているんだ?)
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