秀二、決死の覚悟。愛する者の為に

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秀二がキーボード押す指を止めると側面に設置されているセキリュティー画面に一平の顔がアップで映し出されていた。 秀二(今頃来たのかよ伯父さん…) 秀二はパソコンの画面を切り替えて本社の出入りを全面封鎖した。 その異変に気付いたのか 一平は携帯で秀二の所持しているプライベート用の携帯に電話をする。 秀二は再びスピーカーモードに切り替えた。 一平《秀二!!どうしたんだよ?俺のセキリュティーカードが反応しないんだ。  どうにかしてくれよ》 秀二(伯父さん…会社から離れてくれ ) 一平(何言ってんだ?) 秀二《伯父さん、この会社は今から戦場となる。 薫を誘拐した窪にこの会社の柱各所に、ニトロを仕掛けられたんだ 》 一平《ニトロだとっ!! 秀二、お前も早く其処から逃げるんだ!!》 プーップーッ……。 秀二により一方的に電話をきられた。 そして再び、秀二は窪と話を勧める。 秀二(薫の声が聞きたいんだが…) 窪《ったく、兄弟揃って 妹想い何だな》 (秀二兄さんっ!お願い早く、其処から逃げて!!私は大丈夫だからっ) 秀二《久しぶりにお前の声が聞けて嬉しいよ薫… だがな、薫。お前は英二を待て!! 良いな? 俺はやるべき事があるからな 》
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