交渉

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雨音と共に中に設置されている電話が鳴り始める。 受話器を取るラッセル ラッセル《はい、こちらラッセル大尉 》 (やぁ大尉。偕堂英二に変わってくれるかな?) ラッセル『貴方にです。英二さん…』 ラッセルは受話器を俺に渡す 英二(もしもし…窪か) (そうだ俺だよ。偕堂……俺が憎いか?) 英二(あぁ…今直ぐてめぇを殺したい位憎いよ) 窪《まぁ愛する家族を誰かに奪われるって事は そうなるわな。》 英二(薫の声が聞きたい…… ) (お兄ちゃん…うっ………うっ。 秀二兄さんが………) 英二(分かってる。薫、お前は無事なんだな?酷い事去れてないか?) (うっ、うっ、うん私は大丈夫だよ……あっ!) 英二(どうした!?薫っ!薫!!) (お話は此処までだ。まぁあれだなお前等、偕堂兄弟ってのは妹想いなんだなぁ〰 それに情に熱い) 英二(何が狙いだ?) 窪《まだショーは始まらないよ偕堂。空までの長旅ご苦労だったな 後は広瀬が 来るまで休んどけ 》 英二(猛が此処に向かってるのか?) 窪《あぁ、禿鷹と一緒になそれまでお前達は待機だ ラッセル大尉に代われ 》 ラッセル《ラッセル…だ。》 窪《もう一人、来るまで妙な真似はするなよ? 大尉…… 後は広瀬猛という男が日本の刑事と共に来る。そしたらショーの始まりだ。》 ラッセル《おっ!おいっ💦》 ラッセル『一方的に切られました 』 英二『その様だな…』 ラッセル『英二さん、一応ですがこれを見ておいて下さい…』
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